ファジル・サイ「春の祭典」ピアノ多重録音盤を聴く…
評価:
サイ(ファジル),ストラヴィンスキー
ワーナーミュージック・ジャパン
¥ 930
(2004-01-21)


そろそろ教えている高校の 期末テストの準備です…。
そんなわけでテストを作るべく久々に自分で和声問題を解いてみる…。

久々に和声問題やると頭使うね(笑)
ちなみに点数振り分けもただ○×ってわけにもいかないので非常に頭を使う…あせあせ(飛び散る汗)

やりながら、和声問題って、単純に脳トレになるんじゃないかっていう…。
音楽やるやらないにかかわらず…。
ほとんどパズルのようなものですから。売り出そうかしら…(笑)



さてはて。
現代音楽諸々研究のため、図書館に行って物色していたら、
以前の日記で散々書いていたストラヴィンスキーのオケ曲「春の祭典」のピアノ版を発見。
そう言えば、私が教えてる音楽講座の生徒さんが
トルコのピアニストで来月静岡AOIでコンサートをするファジル・サイのピアノ版「春の祭典」がすごいと教えてくれて、
まさにそのCDだったので、早速借りて聞いてみました。


これは元々ストラヴィンスキー自身が4手ピアノ(つまり2人で演奏)版に編曲したもので、
私もそういうものがあるというのは知っていたけど、聴いたことはなかった。
だって、あの複雑なオケ作品、ピアノ版ってどうなのよ?形を成しているの??
という印象でだったのですが。

ファジル・サイのはなんと2人で演奏ではなく1人で多重録音していて、
しかも元の4手版にさらにオケ版にしか入っていない音も多重録音で付け加え、
ピアノでは現わしにくいパーカッションや金管のアタック音などは
プリペアド奏法(ピアノの弦に紙やら物やら挟みこんでピアノ本来の音を変えて演奏する奏法)を使っているもの。

どんなんだろうとちょっとワクワクドキドキしながら聞いてみたら、
これがオケよりモダンな感じるんるん
もっと混沌としてわけわからない感じになるんじゃないかと思っていたけど、
ピアノの音にも良く合っているし、
むしろピアノの音でそれぞれのモチーフの輪郭がシャープになっていて、
こんなにお洒落な感じになるんだなぁと思いました。
オケではかなり野蛮な印象もあったけど、
それがかなり洗練されて、ピアノでも充分聞ける。むしろカッコいい。

やっぱりオケのような厚みがどうしても出ないところもあるし、
ファジル・サイの解釈で、ちょっと印象が違うところもあったけど、
なんかもっとピアノ版もメジャーになっても良いんじゃないかってぐらい。

最後の変拍子の所も良く弾くなぁって感じで。(笑)
パーカッションとかティンパニーはどうやって表現するんだろうと思ったけど、
最後のティンパニーの乱れ打ちの所はさすがにすごかった。(笑)ほとんど気違い。(笑)
っていうか、これ弾くかぁ〜exclamation & questionって感じで。(笑)
気違いだよ。(笑)
っていうか、音楽家ってみんな気違いなんだなぁって改めて思いました…(笑)あせあせ


来月7月3日にAOIに来るんだよね。
でもベートーヴェンとか弾くからどうなんでしょう…。
気になるけど、すでに同じ日SPACの毛皮のマリーを見に行く予定なのでちょっと厳しいかな…。あせあせ(飛び散る汗)
JUGEMテーマ:音楽

サロネン×バルトーク「中国の不思議な役人」=衝撃!!!<コンサート編>
JUGEMテーマ:音楽
前回に引き続き、
5月31日に行ってきたサロネン指揮フィルハーモニック管弦楽団のコンサートについて。

前回の日記
サロネン×バルトーク「中国の不思議な役人」=衝撃!!!<前置き編>
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1503295578&owner_id=398939


1曲目はムソルグスキーの「禿山の一夜」
誰でも聞けばわかる有名な曲だけど、実はそれは編曲版で、
サロネンは原典版でのプログラム。

出てきたサロネンは、さっそうと登場し、
息つく間もなくいきなり曲を始め
その勢いはまるでジェットコースターのようで、
こんなに飛ばしてついていけるのだろうかと思うぐらいだったけど、
さすがにオケのフィルハーモニー管弦楽団もそこはしっかりついていく。
あんな超特急な「禿山の一夜」は初めて聴きました。

でも、飛ばしてると言っても決して雑ではなく、
音色も豊かで一糸乱れぬ演奏で、
その勢いたるやすごいものでした。
観客はもうその1曲で一気にその勢いに引き込まれ、
まだ1曲目が終わっただけなのにもうラストの曲が終わったような割れんばかりの拍手。
サロネンは何事もなかったかのようにさっそうと舞台袖に引っ込むものの、
1曲目なのにダブル、トリプルと何度も舞台に戻っていました。
こんなの初めてだ。目がハート


そして、2曲目にいよいよお目当てのバルトーク「中国の不思議な役人」
これはもうこの曲をやるというだけでもう充分(笑)なので、
もしかしたらそれを抜かしたら1曲目の方が衝撃は大きかったかもしれない。
でも、それでもやっぱり凄かった。
サロネンのような勢いのあるタイプには本当にこういう曲はピッタリだなぁと思う。
最初の都会の喧騒の混沌とした所も、
中国人が少女を追い回すクライマックスの所も、
ほんとにスリリングで、もういてもたってもいられない。(笑)
一人だけロックコンサートのようにノリノリで聴いてしまいました…あせあせ(飛び散る汗)

と同時に、
やっぱりこの曲は本当に傑作だなぁと改めて思いました。
どの部分も大好き。
話の内容も駆け引きだけど、
音楽的な駆け引きもほんとに絶妙。
なんというか、もうどうしようもないという…あせあせ(飛び散る汗)
そのくらい好きです。ハート達(複数ハート)(どんな告 白…あせあせ(飛び散る汗))
今回は演奏組曲版の短いヴァージョンだったので、
ぜひいつか劇場版のフルヴァージョンをサロネンの指揮で聴きたいです。目がハート


休憩挟んで第2部は、ベルリオーズの「幻想交響曲」でした。
前半があまりに素晴らしかったので、
後半は演奏はもちろん良かったけど前半ほどの衝撃はなかった。
途中大事なソリストが、ちょっと楽器の調子が悪かったのかあまり良くなくて、
後半の大事な鐘の音を鳴らすソリストも、あまり音が良くなくて、
心なしかそれが他のメンバーの集中力を落としてしまったような感じが若干して残念だったかな。
それでも全体としては素晴らしい演奏だったんだけど。


とにもかくにも、初めての生サロネンはやっぱり衝撃でした。
そしてカッコイイ。ルックスもそうだけどさっそうと、でもものすごいエネルギーと勢いがあって、でもクールにやってのけてしまう。
さらさらヘアをなびかせて舞台を後にする姿に、
私の隣に座っていたご婦人も「サロネンカッコいいわねぇ〜」と私に声をかけてきて、(笑)
一緒に「そうですねぇ〜」とうなずいてしまいました。(笑)
今53歳だけど、たぶん今一番ベテランの域に達しながら勢いがある脂の乗った時なんだろうし、きっとこの勢いは50代がピークだろうから、
ちょっと頑張ってサロネンが50代の内に出来るだけ彼のコンサートに行けたらなぁと思ったりして。

ないと思ってたけど終演後サイン会まであったので、
図らずも持参していた「中国の不思議な役人」のオケスコアにサインしてもらっちゃいました。わーい(嬉しい顔)
CDも買ったけど、CDにサインしてもらう人は沢山いるだろうけど、
パリで買った「中国の不思議な役人」のオケスコアに、その演奏をした世界的な指揮者にサインもらう人はいないだろうとひらめいて。(姑息な…あせあせ(飛び散る汗))
本当は私がどれだけあなたの指揮した「春の祭典」が好きで、
「中国の不思議な役人」が大好きで、
それでスコアまで持って来たんです。と言いたかったですが、
あいにく片言の英語でそれを伝える時間は全くなく、あせあせ(飛び散る汗)
でもそんな短い時間でもとても気さくにサインしてくれていました。目がハートほんとにクールだ。


こんな書き方してるとどんだけミーハーなんだって感じだけど…あせあせ(飛び散る汗)あせあせ(飛び散る汗)
でも無理してコンサート行ってほんとに良かったです。
学生時代の高揚して音楽を聴いてた頃や、
こんな曲を書きたいと憧れていた気持ちを思い出し、
それとともにいまだに全く手が届かない
(学生時代はいつか到達出来るのを夢見ていたけど
今更ながらそんな傑作に到達するなんてとんだお門違いだったということにようやく気が付きつつあり)
愕然とした思いも持ちつつ…。


そんな感じで、ほんとに実りある2日間でした。
武満賞の感想はまた後日…。
サロネン×バルトーク「中国の不思議な役人」=衝撃!!!<前置き編>
JUGEMテーマ:音楽
 

東京へ行ってました。
日曜は東京オペラシティーで作曲コンクール「武満賞」の本選演奏会、
そして月曜は学生時代にストラヴィンスキーのバレエ曲「春の祭典」のCDを聴いて衝撃を受けた
フィンランドのマエストロ、エサ=ペッカ・サロネン(名前もすごい(笑))が、
なんとなんとこれまた私が大好きなバルトークのバレエ曲「中国の不思議な役人」をやるというので、
日帰り返上で行ってきてしまいました。


サロネンは、学生時代に聴いた「春の祭典」が、ただでさえ複雑で難しい曲なのに、
その曲をどっかんどっかんすごいスピードで演奏している、というCDリファレンスの本に書いてあって実際に聞いたらほんとにすごくて、それ以来ファンなのです。

昔のブログ記事
http://maffin.jugem.jp/?month=200511

そして、もうひとつ大好きなのがバルトークの「中国の不思議な役人」で、
こちらは他の指揮者のものしか聴いたことがなかったのですが、
とにかくまずバレエの内容が

売春宿で3人のギャングが少女をおとりにして男を誘い、金を巻き上げるというゲームをしていて、
1人目と2人目のターゲットは金がなくて追い返したものの、
3人目の中国人の不思議な役人は少女をしつこく追い回し、
そのうちに少女も本当に男が好きになってしまい、
ギャングたちはそれを見て中国人を殺そうとするのですが、
殺されてつるされてもなお少女から目を離さない中国人。
ついに少女はたまらなくなり、ギャングに頼んで中国人を降ろしてもらい、
少女の腕の中で中国人は息絶える

という、かなりえぐい内容で、[m:78]
バレエの初演は1回で中止されてしまったようですが[m:78]
その都会の喧騒や、少女の艶めかしい誘惑の様子や、
金の巻き上げゲームの駆け引き具合だとか、
中国人と少女の感情とか、

実際に楽譜にもその様子が時々書かれてあるのですが、
それが見事に音に反映されていて、
なんというか、これほど揺さぶられる(感情的というより構成上の揺さぶりがすごい→その結果感情的にも揺さぶられる)
曲もなかなかない感じで、
これを聞くともう一発でやられてしまい、
その後しばらくは実世界に戻れなくなります。(爆)


そんな感じで、私にとってはこの「春の祭典」と「中国の不思議な役人」は
本当にお気に入り中のお気に入りの曲で、
特にそんなに演奏される機会が少ない「中国の不思議な役人」を
あろうことかあのサロネンが指揮を振るというまたとないチャンスだったわけで。


で、[m:72][m:72]気分でサントリーホールへ。


続きは次の日記で…
春の祭典
ストラヴィンスキー:バレエ音楽「春の祭典」&三楽章の交響曲
ストラヴィンスキー:バレエ音楽「春の祭典」&三楽章の交響曲

一応クラシック出身なので,クラシックの曲も紹介しましょう。
やっぱり「春の祭典」ですね。ストラヴィンスキー作曲です。
この曲は,バレエ音楽でオーケストラの曲ですが,初演当時は前衛過ぎて散々な評判だったようですが,いまではもうオケ曲の定番になってます。

私がはじめて聞いたのは,大学の初めぐらいかな?
最初は飲みこめなかったけど,聞いていくうちにはまりまくりました。
なんといっても原始的なリズムですよね。後,揺さぶるような変拍子とか,ヴィオラの高い音を使ってこう,なんともいえない気持ち悪いような良いような音とか,とにかく古いものを破壊していくような感じが好きです。

それから,全体的には4拍子なんだけど大太鼓は3拍子を打ってるとか,そういう所を聞き取れるとかなり面白い。
そういう発見があるので聞いてて楽しいです。

いろんな人が指揮をしているけど,私はサロネンの指揮のものが好きです。
ドッカンドッカンしてるから(笑)テンポが速い。どんどんいっちゃえ!って感じで。勢いがあります。

こういう曲作ってみたいですね〜。
CALENDAR
SMTWTFS
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< December 2017 >>
ENTRY(latest 5)
ARCHIVES
CATEGORY
COMMENT
PROFILE
LINK
マイソングクリエイト
RECOMMEND
マジカル・ミステリー・ツアー
マジカル・ミステリー・ツアー (JUGEMレビュー »)
ザ・ビートルズ
このアルバムは一番ビートルズの中でサイケだね。映画もサイケ。高校時代はめちゃくちゃはまりました。
RECOMMEND
Cheap Thrills (Exp)
Cheap Thrills (Exp) (JUGEMレビュー »)
Janis Joplin
やっぱジャニスだね。
ジャニスといえばやっぱり「サマータイム」だね。
すごい人だけど、普通の女の子だったんだなぁとも思う。
RECOMMEND
RECOMMEND
BUSTER KEATON MASTERPIECIES キートンDVD-BOX
BUSTER KEATON MASTERPIECIES キートンDVD-BOX (JUGEMレビュー »)

バスターキートンの短編集。すべて1時間もしない短編だけど,中身は充実!私は「案山子」や「幽霊屋敷」キートンが沢山出てくるやつも好き!とにかく,笑えてお洒落!
RECOMMEND
RECOMMEND
至上の愛
至上の愛 (JUGEMレビュー »)
ジョン・コルトレーン,マッコイ・タイナー,ジミー・ギャリソン,エルヴィン・ジョーンズ
RECOMMEND
Kind of Blue
Kind of Blue (JUGEMレビュー »)
Miles Davis,Wynton Kelly,Paul Chambers,Jimmy Cobb,Cannonball Adderley,John Coltrane,Bill Evans
最近良く聴いているアルバムです。特に4曲目の「All Blues」が好きです。とにかく面子がすごい!コルトレーンにビル・エバンス,キャノンボール・アダレイなど。
RECOMMEND
ずっとやりたかったことを、やりなさい。
ずっとやりたかったことを、やりなさい。 (JUGEMレビュー »)
ジュリア キャメロン, Julia Cameron, 菅 靖彦
この本はアーティストや創造的に生きたい人にお勧め。
私もモーニングページ,実践してます。
twitterでつぶやき中 face book
無料ブログ作成サービス JUGEM

(C) 2017 ブログ JUGEM Some Rights Reserved.